松山市の松山笠置記念心臓血管病院の取り組みは?概要・診療内容もご紹介

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倉本  展男

筆者 倉本  展男

不動産キャリア20年

松山市の松山笠置記念心臓血管病院の取り組みは?概要・診療内容もご紹介

松山市内でマイホームの購入・住み替えを検討している方のなかには、万が一の事態を考慮して医療機関を調べておきたい方もいるでしょう。
松山市には、長らく地域診療に携わってきた「松山笠置記念心臓血管病院」があり、多岐にわたる診療が受けられます。
今回は、松山笠置記念心臓血管病院の概要と診療内容、特徴的な取り組みの3点を解説します。

松山市にある「松山笠置記念心臓血管病院」の概要

松山市にある「松山笠置記念心臓血管病院」の概要

松山笠置記念心臓血管病院について知るために、まずは施設の概要から確認しましょう。

概要➀歴史

松山笠置記念心臓血管病院の歴史は、明治中期、笠置達道氏が松山市木屋町にて、内科医院を開業したところまでさかのぼります。
その後、大正8年に、息子の笠置信氏が小児科を開業して以降「笠置医院」「カサギ胃腸病院」を経て、平成元年7月に現在の松山笠置記念心臓血管病院へと名称が変更されました。
明治の中ごろから130年超にわたり、松山市にて診療を続けてきた松山笠置記念心臓血管病院は、地域に根付いた診療を提供し続ける医療機関といえるでしょう。

概要②基本理念・基本方針

松山笠置記念心臓血管病院では、インフォームド・コンセントを基本理念として、日々患者さんの診療にあたっています。
インフォームド・コンセントは、主に医師から患者さんに病名や治療法などを具体的に説明して、患者さんが納得したうえで同意し、治療を受けることが基本的な概要です。
松山笠置記念心臓血管病院では、治療を開始する前にインフォームド・コンセントがおこなわれるため、患者さんは安心して治療を受けられるでしょう。
また、松山笠置記念心臓血管病院が掲げる基本方針は、以下の3点です。

●適切な医療方法を患者さんにわかりやすく説明
●患者さんの人権を尊重しつつ、患者さん中心の医療を提供
●退院および転院を患者さんが持つ権利として尊重


基本理念および基本方針を通じて、患者さんファーストの診療を心がけていることが見てとれます。

概要③松山市内における役割

松山笠置記念心臓血管病院は、松山市をはじめ、地域医療への貢献を果たすことを目的に、輪番制救急病院として日々診療にあたっています。
また、長期間の療養を必要とする方が、幾度となく転院を余儀なくされる状況の打開も、病院の役割のひとつとして掲げています。
そのための取り組みとして導入したのが「障がい者施設等入院基本料」です。
高齢者および重度な障がいを持つ方が、安心かつ満足できる医療サービスを松山市内で提供することを目標とし、職員が一丸となって努力し続けているのです。

●所在地:愛媛県松山市末広町18-2
●診療時間:9時~12時30分、14時~18時
●休診日:毎週水曜日、日曜日
●アクセス方法:伊予鉄道郡中線「松山市駅」より徒歩約1分
●駐車場:あり

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松山市にある「松山笠置記念心臓血管病院」の診療内容

松山市にある「松山笠置記念心臓血管病院」の診療内容

松山笠置記念心臓血管病院の概要を確認したところで、次は診療内容をチェックしましょう。

診療内容

松山笠置記念心臓血管病院の診療内容は、内科と外科、心臓血管外科と胸部外科、心臓内科に加えて、以下の5つの診療科を含む全10種類です。

●呼吸器内科
●感染症内科
●救急科
●放射線科
●リハビリテーション科


外来の受診方法は初診と再診により異なり、初診の方は保険証を、再診の方は保険証と診察券を持参して、1階の受付窓口に申し出ましょう。
待合室で待機し、呼ばれたら症状に適した診察および検査が実施され、再び1階の受付で会計を済ませます。
投薬対象の方は会計時に処方されるほか、院外処方を希望すると、会計のタイミングで処方箋が渡されます。

健診

松山市の松山笠置記念心臓血管病院では、外来以外にも、健診として「心臓ドック」と「人間ドック」が受けられます。
心臓ドックは心臓病の早期発見、人間ドックは健康な体で毎日を過ごすことを目標としたものです。
心臓ドックでは、胸部レントゲンや心電図など、検査項目が異なるコースから希望に適したものを選択し、2日間かけて外来診療にて実施されます。
料金は、複合型のコースが4万5,000円~7万5,000円、1項目のみの単独コースが9,500円~13万円です。
人間ドックは、血液検査や胃カメラなど、14項目を半日かけて実施するもので、料金は3万1,000円です。

入院対応

松山笠置記念心臓血管病院では、外来だけでなく、入院患者さんの受け入れもおこなっています。
入院時は大部屋のほか、自費負担にて個室の利用も可能です。
必要な品には、健康保険証や印鑑、肌着などが該当し、貴重品および電気毛布などの持ち込みは禁止されています。
また、患者さん負担の付き添い看護は実施しておらず、患者さん家族の付き添いは特殊な事情がある方のみ、事前に医師と相談のうえ対応可能です。
入院料と諸費用の支払いは毎月10日に締め切られ、計算書が各お部屋に配布されるため、受け取ったら3日以内に1階窓口で支払う必要があります。
そのほか、入院中にかかった諸料金は、退院する前に忘れず支払いましょう。

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松山市にある「松山笠置記念心臓血管病院」の取り組み

松山市にある「松山笠置記念心臓血管病院」の取り組み

松山市にて地域診療にあたる松山笠置記念心臓血管病院では、漏斗胸(ろうときょう)治療をはじめとしたさまざまな取り組みを実施しています。

取り組み➀漏斗胸治療

松山笠置記念心臓血管病院の代表的な取り組みのひとつが、40年以上もの長い期間治療に携わってきた漏斗胸治療です。
4代目の病院長・笠置康氏は、1,000例を超える漏斗胸手術の経験があり、漏斗胸の代表的な術式である「Nuss(ナス)法」を進化させた実績を持ちます。
この術式の進化により、過去の術式では治療が難しいといわれていた、大人の漏斗胸が手術しやすくなったことからも、漏斗胸治療の普及への貢献度は大きいといえるでしょう。

取り組み②診療中に大切にしていること

松山笠置記念心臓血管病院が大切にしている取り組みのひとつが、心電図やCTなどの医療機器を用いた問題の早期発見と治療、離床の3点です。
とくに力を入れているのが早期離床への取り組みで、長い期間入院したあとでも寝たきりにならず、自分の足で歩き退院できるよう、リハビリテーション環境が整備されています。
また、下肢静脈瘤を対象としたレーザー治療も積極的に実施しています。
治療方針の決定や術式だけでなく、術後のケアにいたるまで、多岐にわたり取り組み続けているのです。

取り組み③生活習慣のアドバイス

松山笠置記念心臓血管病院では、健康維持を第一に考え、すべての方を対象に生活習慣を見直すよう提案しています。
具体的なアドバイスの例としては、食事は腹5分目を意識し、時間をかけてよく噛むことなどが挙げられます。
階段の日常的な使用や立ったまま腕立て伏せをするなど、日常生活に無理のない運動を取り入れる方法のアドバイスも受けることが可能です。
アドバイスは、どれも簡単な内容で無理なく実践でき、毎日継続しやすいため、飽き性の方や忘れっぽい方も気軽に続けられるでしょう。
普段の生活を少し変えて健康な体を手に入れたい方、生活習慣病予防に取り組みたい方にも、松山笠置記念心臓血管病院での診療が適しているといえそうです。

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まとめ

松山市にある松山笠置記念心臓血管病院の主な概要としては、インフォームド・コンセントを重視している点などが挙げられます。
多岐にわたる診療科に通院できるほか、コースを選んで心臓ドックを受診することも可能です。
院長は、長らく漏斗胸治療に携わってきた方であるため、症状に悩んでいる方はぜひ受診してみてください。

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