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松山市にある松山大学はどんな学校?概要や特徴などを解説!

地域情報

倉本  展男

筆者 倉本  展男

不動産キャリア20年

松山市にある松山大学はどんな学校?概要や特徴などを解説!

不動産の購入や売却を検討するとき、地域にどのような施設があるのか把握しておくことが大切です。
周辺環境を把握しておけば、不動産売却時にはアピールポイントとなり、購入時には快適な生活ができるかどうかの判断材料となります。
そこで今回は、松山市にある松山大学にスポットをあて、概要や学部、松山大学ならではの特徴を解説します。
松山市で不動産を売却・購入したいとお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

松山市にある松山大学の概要は?

松山市にある松山大学の概要は?

松山大学は、1923年開校という四国でもっとも古い歴史を持つ総合私立大学です。
これまでに約8万3,000人の卒業生を送り出し、それぞれが産業界や教育界、官公庁など多彩な分野の第一線で活躍しています。
はじめに、松山大学の校訓や教育理念、沿革といった概要から確認していきましょう。

概要1:校訓・教育理念

松山大学は、校訓「三実」を教育理念として掲げ、学問と人間性の涵養を目指して社会に有用な人材の育成に取り組んでいます。
「三実」とは、真理に対するまことである「真実」、用に対するまことである「実用」、人に対するまことである「忠実」です。
「真実」「実用」は学びの姿勢を、「忠実」は人としての在り方を示し、教訓であるとともに人生を歩むうえでの確かな指針でもあります。
「真実」とは、既存の「知」に満足することなく、真理を求めて自ら学び、探求し続けようとする姿勢です。
「実用」とは、単に即効性のある技術を学ぶ実用主義的な側面ではなく、自らの生活や仕事に活かすことを目的として、常に現実的な課題を意識しながら学ぶ姿勢を指します。
「忠実」とは、人間関係や社会において、人として取るべき姿勢を示しており、松山大学のすべての人間関係の基本として共有されています。

概要2:沿革

松山大学は、1923年に松山出身の新田長次郎氏により松山高等商業学校として創立されました。
1944年に松山経済専門学校へ改称し、1989年に現在の名称である松山大学となります。
2006年には薬学部医療薬学科、大学院社会学研究科(修士課程・博士課程)を開設しました。
さらに2007年には大学院言語コミュニケーション研究科(修士課程)、2014年に大学院医療薬学研究科(博士課程)、2020年に大学院法学研究科(修士課程)を開設します。
2023年には創立100周年を迎え、創立記念として「実れ、ミライ」というスローガンを掲げました。
これは、学生一人ひとりが「ミライ」に向けて成長し、自分らしい「実り」を得られるように、充実した学びと学生生活を提供するという本学の姿勢を表したものです。
今後も地域とのつながりの中で、学生と共に地域課題に取り組みながら、学生には学んだ知識を実践知に変える機会を提供し、地域には課題解決による成果をもたらすことを目指します。

●所在地:愛媛県松山市文京町4番地2
●アクセス方法:JR予讃線「松山」駅から伊予鉄道市内電車環状線で「鉄砲町」下車、徒歩約5分

松山市にある松山大学の学部は?

松山市にある松山大学の学部は?

松山大学には、情報学部、経済学部、経営学部、人文学部、法学部、楽学部があります。
どのようなことを学ぶのが、大まかな学習内容を確認しておきましょう。

学部1:情報学部

情報学部の特徴は、情報学を「情報システム分野」と「メディアデザイン分野」の2つの側面から学べる点です。
情報システム分野では、情報処理技術とそれを支える知識を学び、メディアデザイン分野では、デジタルコンテンツを創造するための知識と技術を身につけます。

学部2:経済学部

経済学部では、基礎から応用まで経済学の各分野を幅広く学び、地域課題に実践的に取り組むことができます。
1年次には「松山市の経済と課題」、2年次以降には「愛媛県の経済と課題」や「まちづくり学」など、四国・愛媛の地域課題に実際に取り組む現場重視の学びも特徴です。

学部3:経営学部

経営学部では、世界の情勢や時代の動きに対応しながら、知識やノウハウを習得するための科目設定、教材開発、効率的な授業をおこなう環境づくりを進めています。
2年次からは専門知識・技術を学ぶ4コース制を採用しており、授業を通じて問題発見能力や問題解決能力、コミュニケーション能力を身につけることができます。

学部4:人文学部

人文学部には「英語英米文学科」と「社会学科」の2つの学科があります。
英語英米文学科では、英米文学・文化、英語学・言語学、英語教育学の学術的知識を習得し、社会学科では社会現象や社会問題の原因や対策、解決策を考える視点を養います。

学部6:法学部

法学部では、憲法、民法、刑法などを学ぶ「法律学」と、広く政治現象を研究する「政治学」の両分野を総合的に習得します。
1年次から4年次まで全学年で少人数制の演習(ゼミ)を開講し、2年次進級時に将来を見据えて3コースから選択することができます。

学部7:楽学部

学部の特徴は、長年の教育実績と総合大学としてのメリットを生かした学部間連携により、さまざまな分野を学べることです。
高度な知識や技術の習得はもちろん、患者の心もケアできる優れた「人間力」を身につけ、地域社会に幅広く貢献できる人材の育成に努めています。

松山市にある松山大学の学特徴は?

松山市にある松山大学の学特徴は?

松山大学では、校訓の「三実」を実現できるよう、さまざまな取り組みをおこなっています。
最後に、松山大学ならではの特徴について確認していきましょう。

特徴1:充実したクラブ活動

松山大学には、体育会系や文化会系など、100団体以上のクラブやサークルがあります。
県内はもちろん、中四国や全国の大会で活躍するクラブも多く、地域振興やボランティアなどの社会活動も盛んにおこなわれているでしょう。
こうした「人との接点」の多さが学生たちを成長させ、充実した学生生活を送るための環境を提供しています。

特徴2:国際交流

松山大学では、国際交流イベントの開催や国際交流協定校との連携を通じて、国際交流を推進しています。
オンライン会議システムを使用して海外在住の卒業生や留学生に話を聞く交流イベントをはじめ、台湾の高校生との交流など、国際的な思考力を養う機会を提供しています。
また、松山大学には学生海外語学研修助成制度(春季・夏季)があり、語学研修への渡航を助成する制度です。
国際センター運営委員会による面接などの選考に通過すれば、最大30万円の助成金を受け取ることができます。

特徴3:高大連携プログラム

多様な高大連携プログラムを提供している点も、松山大学の大きな魅力のひとつです。
高大連携とは、高校と大学が連携して教育をおこない、生徒の能力を伸ばすことを目的としています。
生徒個人で申し込めるプログラムには、オープンキャンパスやWEBオープンキャンパス、薬学部一日体験、経営学部高大連携サマーセミナーなどがあるでしょう。
また、在学生インタビューや入試説明などの動画を配信したり、オンライン個別相談を実施したりするWEBオープンキャンパスも開催しており、現地に行けない方でも大学の雰囲気を知ることができます。

まとめ

松山市にある松山大学は、四国でもっとも古い歴史を持つ総合私立大学です。
校訓は「真実」「実用」「忠実」の「三実」で、学問と人間性の涵養をめざして社会に有用な人材育成を目的としています。
地域連携や海外研修など実社会で求められる力を養うカリキュラムが用意されており、現代の市民に必要な教養や国際感覚が身につきます。